災害で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
神戸垂水おやこ劇場は、32周年を迎えました。子どもも親も共に笑顔で育ちあえるように、親子で「生の舞台」を鑑賞したり、楽しい企画を体験したりして活動しています。







5年前の夏休み、
神戸垂水おやこ劇場の自主企画公演は大盛況でした



なんといっても、
『月夜の浜の芸くらべ』の絵巻物の迫力ある声と表現の仕方が素晴らしい

盛り上がった当日の様子は⇓
http://tarumioyako.seesaa.net/article/423347922.html
東野のおっちゃんは、娘にとって大きな存在でした。
小学校低学年から絵もならっていて、
絵も手を抜くと厳しく叱られ、丁寧に書き上げたら褒めてくれる。
東野さんに出会ったのもおやこ劇場のお陰です


人としての生き方やインドでの暮らしなど、
いろんなことを教えてくれました。
<インドのカレー>なども作りました。
私としては、娘に綺麗な線で絵を描いてほしいとおもっても、
「そんなことは言ったらあかん!」 とよくしかられました

描きたいように描かす事が大切。
大学に入るのにデッサンが必要だったので教えてほしいと言ったら、
「そんなもん習ったら、T子の絵がつぶれる」と言って、
教えてくれませんでした。
それで芸術の大学に入れたときは、ものすごく喜んでくれました。
お祝いにくれた絵が、今、ギャラリーに飾られています


「例えば、猫が車にひかれたまま道にいたら、
何回もひかれないように道路の端までつれていくんや。」と聞いた時、
すごい人だとおもいました。
なかなかできないことをする人でした

今、娘のギャラリーを作る事ができたのも東野健一さん、おやこ劇場のおかげです。
(ヒロコ)
神戸 北野坂Art Box T
https://kobeartboxt.apage.jp/
https://twitter.com/KobeArtBoxT




東野健一さんは
1947年神戸市長田区生まれ。
40歳の時に大手企業を退職し、
その後インドの絵巻物「ポト」を描き、
紙芝居のように語る絵巻物師「ポトゥア」として活躍されていました。
2017年1月6日癌のためご逝去。



私は東野さんの紙芝居を見ることができませんでした。
残念です。
写真から伝わってくるのは、
子ども達の心に物語を届けたいと思っておられる東野さんと、
東野さんの心を体全体で受け止めている子ども達。
夏になるたびに東野さんの紙芝居を思い出す子もいると思います。
(byウグイス)
文まとめ:Nanafusigi
編 集:ウグイス