2020年07月10日

おうちでおやこ劇場 vol.9

災害で被害を受けられた方にお見舞い申し上げます。

神戸垂水おやこ劇場は、32周年を迎えました。子どもも親も共に笑顔で育ちあえるように、親子で「生の舞台」を鑑賞したり、楽しい企画を体験したりして活動しています。

 家族でおやこ劇場 

ぐりーんりーふさんちの場合 

【心に残った例会作品 そのH】

 人形劇団クラルテ 
http://www.clarte-net.co.jp/

「おひさまげきじょう」
 『ふつうのくま/さかないっぴきなまのまま』(2001年) 

おやこ劇場に入会して最初の年度に鑑賞した作品が
「おひさまげきじょう」の「ふつうのくま/さかないっぴきなまのまま」でした。
第一子の長男は当時まだ1歳。
親の私がお芝居好きで、子ども向けに作られた人形劇や舞台劇を観たくて入会しました。
しかし、「子ども向け」のイメージを、
幼い、単純明快と勝手に思い込んでいた初めての人形劇は、
私の想像をはるかに超え、強く心に訴えかける作品でした。
人形にも装置にも、生で演奏される音楽(一ノ瀬さんのチェロ、今考えると本当に凄い贅沢)にも心惹かれたのですが、
何よりお話が丁寧に描かれ登場人物の気持ちがはっきりと伝わってくる作品の内容に、とても共感しました。

ふつうのくまチラシ.jpg


 『ゴリラのパンやさん/うさぎのおうち』(2008年) 

「おひさまげきじょう」はその後もいろいろな作品を観ました。
特に印象に残っている作品は、
垂水おやこ劇場の地域例会で鑑賞した「ゴリラのパンやさん/うさぎのおうち」です。
お友達を誘って、一緒に地元で観る人形劇はとても楽しかったし、
終演後に劇団の演者さんとご飯を食べてお話をしたり、
長男(8歳になっていました)がゴリラのパン屋さんの車を段ボールで作って持って行き、
残った子どもたちでその車で劇をして遊んだり。
人形劇を観るだけではなく、いろんな楽しみがいっぱいの一日。
おやこ劇場でお芝居を観ると、こんな楽しみが味わえるのだなぁと実感しました。

ゴリラとパン屋さん.jpg


「ハムレット」(2004年)

「ハムレット」は高学年向けの例会でしたが、クラルテの作品ということで鑑賞したいと思い、
子どもを夫に頼んで私だけ観に行きました。
役者さんが人形を遣って演じている…が正解なのでしょうが、
まるで「人形が演じている」と感じられるような演技力の高さにぐっと引きこまれました。
シェークスピアの名作が人形劇で観られる斬新さにも痺れました。


「銀河鉄道の夜」(2010年)

人生初めての人形劇を1歳で鑑賞した長男が、小学生の時に観た作品が「銀河鉄道の夜」です。
満員の会場で、高学年や中学生の子どもたちと肩を並べて鑑賞した例会でした。
その印象は強烈だったようです。
当時について聞いてみたら、こんな感想が送られてきました。

「銀河鉄道の不思議な世界を見事に表現した作品だと思いました。
薄暗い舞台、青白く光るバックのセット、あまり色のないシンプルな人形や椅子…
ただそれだけなのに、人形が動くたびにその空間に入り込み、色が付いたように見えるのが印象的でした。」


銀河鉄道の夜.jpg


そして現在、彼は20歳になりました。
彼が最後に観たクラルテの作品は、なんと例会ではなく、
昨年の夏に大阪で公演された「せつなきおもひぞしる」です。
自分でチケットを買って、バイトの後に岸和田まで一人で観に行っていました。
忙しくて日頃、なかなか舞台芸術に触れるチャンスがありませんが、
クラルテの作品や役者さんの情報は興味があるようで、Twitterをフォローし情報収集をしています。
最近、家で出たクラルテの話題はやはり一般公演の「女殺油地獄」。
とても観たかったと…
(コロナ禍になってしまったので)観ておけばよかったと口惜しそうに言っています。
彼の人生の中に、人形劇という芸術文化はすっかり棲みついているのだなと思います。

好きだと思える作品との出会い、劇団との出会いが
人生を豊かにし、世界を広げるのですね。

(ぐりーんりーふ)


 神戸のおやこ劇場で観た作品(一部) 

2017年 『ポリチーノのけっこんしき』『かさじぞう』
当時の報告は
http://tarumioyako.seesaa.net/article/455816280.html

2016年 『おきゃく、おことわり?』
当時の報告は
http://tarumioyako.seesaa.net/article/441874388.html

2014年 『おひさま劇場(森のちいくまちゃん・わくわくドッキン!こぶたのりんご)』

2013年 『おーい、ペンギンさん』

2010年 『たまごまごまご・ぶたのたね』『銀河鉄道の夜』

2005年 『セロ弾きのゴーシュ』

2004年 『ハムレット』


たくさんの人形たちとの出会いがありました。 

  

ぐりーんりーふさんちの皆さんのクラルテ愛、いいですね
クラルテの人形劇は、子どもも大人も満足できる作品ばかりですね。
私が初めて観たのは、1975年の『セロ弾きのゴーシュ』でした。
人形の動きと音楽がぴったりで、感動したのを覚えています
大阪の劇団ということで、文楽を取り入れた作品もあり、また観に行きたいと思います。
(ウグイス)


文まとめ:Nanafusigi
編  集:ウグイス


posted by tarumioyako at 09:03| Comment(0) | 自主活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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